営業がひと段落し、現在は学生さんの面談を担当することが多いのですが、
最近、履歴書を拝見しても「聞きたいことが何も浮かばない」事がよくあります。
職歴が無い場合、PRのメインは研究内容になるわけですが、
やはり分野外の人間にとっては、研究関連のトピックだけで
その人の可能性を判断するためのお話をうかがうには限界があります。
そこで趣味や特技の欄などを拝見するのですが、「読書」・「音楽鑑賞」など
あまりにシンプルで抽象度の高い記述のみですと、途方にくれることになります。
課外活動についての項目は、他人の生活を「のぞき見る」事が目的ではありません。
応募者の個性や人間性が比較的反映されやすい課外での活動をとおして、
応募者が親しんでいる領域や身につけていらっしゃる習慣、ものの考え方など、
仕事をする際にも関係のある「総合的な能力」を知りたいのです。
ですから、例えば「読書」であれば、どのような時代のどのような分野の書物に
どの程度親しんできたのかを、数量や固有名詞を織り交ぜて書いていただきたいのです。
また単純に、日々多数の人と接触する立場の人がある人物を記憶する場合、
何らかのキーワードと一緒でないと印象に残りにくいことは、想像に難くないですよね。
因みに私は5年以上前に大学院を離れましたが、いまだに毎年秋になると
複数の先生方から「元気にやってますか?」という安否確認のお便りをいただきます。
当時の私が栗や栗菓子を特に好み、このことを常日頃アピールしていたために
栗の季節になるとつい私を想い出してしまうのだとか。ありがたいことです。
皆さんも書類を記入する際には、ぜひ「固有名詞」にこだわってみてください。
一つのキーワードが新たな出会いをもたらしてくれるかもしれませんよ。


